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Posted by ミリタリーブログ at

2012年12月19日

Ssh-68Mに近づけてみる。~その1

先日、1年近く前にアンドロスさんで注文していた
Ssh-68が届きました。

前時代的なスチールヘルメットですが
現在でも使われていたりします。
陸軍装備用にと、とっても安かったのですが・・・
色とりどりのカビが生えており、洗っても洗っても臭いが落ちず
とても被れたものではありませんでした。
しかも新品だったと思うのですが
謎の髪の毛とか付いてるし・・・

ただこのヘルメットの内装は非常にチープかつシンプルだったので
全部作り直すことにしました。


まず用意したもの。
臭の染みついたかび臭いレザーは皮にグレードアップ。
正直、このままではゴミ同然なのでプラモデル感覚で
加工開始。

インナー外れそうな予感。


小汚い謎のフェルト。
少しでも快適性を出すために工夫が・・・
部品を観察し、同じものを作ってみます。


皮を必要枚数切り出しました。
ちなみに皮の半端材は500円で購入。


4枚作りました。

参考までにシェルの構造は、内側のT字のプレートがサスペンションの働きをし、
調整範囲は大きく、合理的かつ低コストな設計となっています。


そしてインナーを入れ替え。
豪華になりました。
皮の匂い香る新品に!

せっかくなんでこのSsh68ヘルメットの改良型であるSsh68mにしてみようかと思いました。


上の写真が本物Ssh68mです。
変更点は写真を見る限り
固定方法がより確実な4点式のチンストラップとチンガード、ヘルメットのリムカバーの付加、ケブラーの内貼りなどです。

このうち、再現できそうなのが4点ストラップとリムカバー、チンガード。
ただ100%の再現はムリですがチャレンジしてみました。

ヘルメット後部のストラップ固定部はオリジナルですが
金具を加工してリベット止めに・・・

が、さすがは軍用ヘルメット。焼き入れしてあるのかボール盤にもかかわらず
コバルト製のステンレス用ドリル、タングステンのコンクリートドリルをことごとく跳ね返し
まるでT34ショック、意表を突かれました。
結局、使ってなかったガラス用の特殊ドリルを開封したら、あっけなく穴が空いたので一安心。


ハンドリベッターを使い固定。


リムカバーは余ってたテーピングに少しだけ溶かしたパテでコーティングして
その上から塗装しようと思います。
本当はメッシュ生地を巻き付けFRPを使えばいいんでしょうがあえてケチりました。



とりあえず乾くのを待ちます。  

Posted by クリンコフ at 21:44Comments(5)露系装備